導きの主イエスに応える歩み

バイブルカフェのご案内

 

6月を迎えました。聖書の世界では、小麦の収穫を祝う祭り、律法が与えられた記念日、そしてイエス・キリストの昇天の後に弟子たちの上に聖霊が下った「聖霊降臨日(ペンテコステ)」として覚えられる月でもあります。この日は、教会の誕生日とも言われています。

 

明日は、その6月最初の主日となります。ぜひこのことを心に留め、ライブ配信へのご参加、また可能な方は直接のご参加をお待ちしております。



🌿メッセージ要約:「福音と弟子の歩み」



(マタイの福音書28章16–20節に基づく)



1. 福音とは何か



  • 福音とは「良い知らせ」。神の愛と救いのメッセージ。
  • イエスは無実でありながら、私たちの罪のために十字架で死なれた。
  • そして3日目に復活された。この出来事こそが救いの中心。
  • 信じる者には罪の赦しと永遠の命の希望が与えられる。




2. 疑いと信仰の間にある私たち



  • 弟子たちは復活のイエスに出会って礼拝するが、疑う者もいた(マタイ28:17)。
  • 完璧な理解ではなく、揺れ動く中でも信頼して歩むことが大切。
  • 疑いや迷いの中にも、イエスは近づいてくださる。




3. 自分自身の内面の発見と悔い改め



  • 忙しさや不安の中で心が主から離れてしまうことがある。
  • 一人静まる時間の中で、自分の「高ぶり」「保身」に気づき、涙をもって悔い改めた。
  • その瞬間、イエスの臨在と平安が心に訪れた。




4. 原点に立ち返る「ガリラヤ」へ



  • イエスは弟子たちを「ガリラヤ」に呼び戻された。そこは彼らが初めて主と出会った場所。
  • 信仰生活の中で、迷いや疲れを感じた時、原点に立ち返ることの大切さ。




5. 大宣教命令:すべての国の人を弟子とせよ



  • 福音は自分だけのものではない。すべての国の人々に届けられるべきもの。
  • 「弟子としなさい」とは、相手の信仰の成長を支え、ともに歩むこと。




6. バプテスマと信仰の歩み



  • バプテスマは古い生き方に死に、新しい命に生きることを象徴。
  • バプテスマを受けた人は神の家族となり、教会の一員として共に歩む。
  • その後も「イエスの教えを守る」生き方が求められている。




7. 御霊の実と日々の生活



  • 聖霊によって与えられる実(ガラテヤ5:22–23)は、愛・喜び・平安・寛容・親切・善意・誠実・柔和・自制。
  • 修行ではなく、日々の生活の中で聖霊が働きかけてくださる。
  • 関わりや対人関係の中で、寛容や柔和が試される機会がある。




8. 約束された臨在:「私は世の終わりまで、あなた方と共にいる」



  • イエスは今も、どんな状況の中でも私たちと共にいてくださる。
  • 祈りはこの臨在への信頼から生まれる。
  • 弱さの中にあっても、主の励ましと導きを信じて歩むことができる。







愛する天の父なる神さま。


あなたが私たちに、イエス・キリストの十字架と復活という、かけがえのない福音を与えてくださったことを、心から感謝いたします。


私たちは時に、迷いや不安にとらわれ、信仰が揺らぐこともありますが、そのような私たちにこそ、主イエスは近づいてくださり、「わたしはいつもあなたと共にいる」と約束してくださったことを覚えて感謝します。


私たちが信仰の原点に立ち返り、初めてイエスさまと出会ったあの喜びと感動を思い出すことができますように。そして、日々の歩みの中で、聖霊の導きを受けながら、御霊の実――愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制――を実らせていく者とならせてください。


どうか、与えられた福音を自分のうちにとどめることなく、隣人に、世界に向けて語り伝える者として、私たち一人ひとりを用いてください。


この新しい一週間、どんな時もあなたが共にいてくださることを信じて、希望をもって歩むことができますように。


私たちの救い主、主イエス・キリストの御名によってお祈りします。


アーメン。