私の心には福音があり、それは一体です。

コロサイ人への手紙1章23節よりお話をします。

私の心には福音があり、それは一体です。

 

ただし、あなたがたは信仰に土台を据え、堅く立ち、聞いている福音の望みから外れることなく、信仰にとどまらなければなりません。この福音は、天の下のすべての造られたものに宣べ伝えられており、私パウロはそれに仕える者となりました。 

コロサイ人への手紙1章23節

 

言葉のkeywordは、信仰・土台・堅く立ち・聞いている福音の望み・仕える者 です。

 

〔まえがき〕

本日は、「私の心には福音があり、それは一体です」というテーマに基づき、お話しします。現代では、過去と比べ「自分を表現する」自由が増し、その主張がある程度理解されやすくなりました。しかし、昭和の時代や平成初期には、個性的な表現が「変わり者」や「異端」と見なされることが多く、自己表現には勇気が必要でした。それでも、自身の信念を持って行動する人々がいて、その姿勢が周りから賞賛され、「流行」を生むこともありました。

 

信仰においても同様のことが言えます。宗教を中心に生活を組み立てると、その熱心さが周囲から警戒され、人間関係に影響を及ぼすことがあります。これは極端な例ではありますが、「ネズミ講セールス」に例えられることもあり、その結果、周囲の人々が離れてしまうことがあります。そのため、信仰を隠して生活するという選択をする人もいます。このような負の連鎖は、社会や世界の暗部、苦悩へと繋がり、歪んだ理念や解釈、隠れて生きることを生む原因になります。一方で、性格によっては、気にすることなく積極的に自己表現をして魅力を発揮する人もいます。私は後者ではないので、そのような人々を羨ましく思います。

 

したがって、表現に苦手意識を持つ人たちが、今日のみ言葉を通して何か参考になる点を見出し、役立てることを願っています。

 

1. 人格の形成は、自分が信じるものによって変化するということです。

2. 二面性を持って生きるよりも、自分が信じていることを堂々と表現して生きた方が楽です。

3. ただし、自己中心的な表現は周囲に不快感を与えることがあります。

4. 常に、自分自身の生き方を優先するよう心がけましょう。

5. しかし、他者に対する理解と努力も怠らないようにしましょう。

 

Ⅰ. 信仰   信仰とは、絶対的な存在に対する信頼のことを指します。この信仰の対象としては、神の存在が挙げられます。また、①教祖(私たちと同じ人間でありながら特別な存在)。②自分自身を信じる人もいます。③誰も信じられない場合、自分自身だけが信じる対象となり得ます。④自然もまた、信仰の対象となります。自然の壮大さと神秘性を目の当たりにした時、それに心を奪われ、信仰に至ることがあります。パウロが言及する信仰とは「創造の神」すなわち創世記1章に記された全知全能、万物を創造した神を指します。この神をヘブル語でエロヒーム(最も高きもの)と呼びます。

בְּרֵאשִׁית בָּרָא אֱלֹהִים אֵת הַשָּׁמַיִם וְאֵת הָאָֽרֶץ

ベレシート バーラー エロヒーム エト ハーシャマイーム ベエト ハアレツ

創世記1章1節

 

Ⅱ. 土台 土台とは、パウロにとって人生の最も重要な概念を示す言葉であり、「神観」を意味しています。これは、神が存在し、全てのことが神に基づいて成り立っているということを指します。したがって、全ての考えや行動はこの土台に基づいて行われるべきと言うのです。

「あなたがたは信仰に土台を据え」