クリスマスメッセージ「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。」


12月24日(日)クリスマスメッセージ収録を午前10時下記に掲載します。

是非ともご覧ください。

本当のクリスマスが体感できますように。 いのり

2,神にあわれみを求める者は次のように生活の指針を持ちます。

 

新約聖書のコロサイの信徒への手紙3章12節-17節より参照

神に選ばれた者としての日常生活の指針が示されています。

1. 憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を持つこと。

2. 互いに耐え忍び、赦し合うこと。主が私たちを赦してくださったように、他人にも赦しを与えること。

3. すべての徳を愛に結びつけること。愛は最も重要な美徳である。

4. キリストの平和が私たちの心を支配し、感謝の心を持つこと。

5. キリストの言葉が私たちに豊かに宿り、知恵を持って教え合い、感謝と共に神に歌うこと。

6. すべてのことを主イエスの名によって行い、感謝しなさい。

 

コロサイに宛てた手紙の経緯は、異邦人文化とユダヤ人文化の狭間で苦しむクリスチャンがいた事から、獄中にいるパウロにエパフラスが相談を受けて書いたとされる手紙です。それとエパフラスは古代ローマ時代に存在した小さな都市にて福音を伝えコミュニティが出来たとされています。

 

3,コロサイにおける課題と手紙の内容全体

 

1. 教義の説明と教育

パウロは、コロサイの信者たちにキリスト教の教義を明確に伝え、信仰に関する誤解を解消し、深化させるために手紙を書きました。彼はキリストの神秘的な性格、救済の重要性、信仰生活の実践について教えを提供しました。

 

2. 異端的な教えに対抗

コロサイの教会で異端的な教えが広まりつつあったという報告がパウロに届きました。パウロはこれに対抗し、キリスト教の正統な教えを強調するために手紙を書いたと考えられています。特にギリシャ哲学やユダヤ教の影響を受けた「コロサイ派」と呼ばれる異端教義に対抗したとされています。

 

3. 励ましと励まし

パウロは信者たちを励まし、彼らの信仰を強化するために手紙を送りました。彼は祈り、感謝、愛、和解、倫理、家庭生活、奴隷と主人の関係などについて助言し、キリスト教の実践的な側面に焦点を当てました。

 

総括すると、コロサイの手紙は、信仰に関する説明と教育、異端教義への対抗、信者たちの励ましと励ましを含む、コロサイの信者たちに対するパウロの牧師的な役割を果たすために書かれたものでした。

 

【あかし】奴隷をもつ文化の中にあって、互いを認め合うようにと教えるパウロ

 コロサイのコイノニア(共同体)に関連する有名な話の一つは、オネシモとピレモンの関係に関するものです。この話は新約聖書の「フィレモンへの手紙」として知られており、パウロの手紙の一部として収録されています。

 

オネシモはかつてピレモンの奴隷でしたが、ある時逃亡し、パウロと出会い、キリスト教徒となりました。パウロはオネシモに対して、彼の主人であるピレモンに帰り、その罪を償うことを勧めました。しかし、パウロは同時にピレモンに対して、オネシモを受け入れ、奴隷ではなく兄弟として扱うようにも助言しました。

 

この手紙は、キリスト教の中で奴隷と主人の関係におけるキリストの教えを強調し、愛と和解のメッセージを伝えています。パウロは、キリスト教徒としての新しい共同体において、人種や社会的地位に関係なく、兄弟姉妹としての共同体を築くことを促しています。この手紙はキリスト教の教えの一部として、愛と調和の大切さを強調するものとして評価されています。