亡くなられた方を覚えて

今回は収録されたものをライブ放送として流します。

2023/11/05、10am〜 スタート

下記のYouTubeライブからご覧下さい。

"「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。

わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。

わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。

わたしがどこに行くのか、その道をあなたがたは知っています。」"

ヨハネの福音書 14章1~4節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

「「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。 わたしの父の家には住む所がたくさんある。もしなければ、あなたがたのために場所を用意しに行くと言ったであろうか。 行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる。 わたしがどこへ行くのか、その道をあなたがたは知っている。」」

ヨハネによる福音書 14:1-4 新共同訳

 

 

 

 

第13章では、最後の晩餐が行われ、イエスが自身に起こる出来事について語りました。その内容は弟子たちに不安を抱かせるものでした。ペテロはイエスの話を聞いた後、「あなたのためなら、命も捧げます。」と言いましたが、その決意はイエスによって修正されました。それからの出来事は次の通りです。

 

「心を騒がせてはいけません。」「神を信じなさい。」ここでイエスは、父なる神、ユダヤ人が信じる神を信じるように勧めました。そして、「私を信じなさい。」と続け、これはイエス自身を指しています。つまり、将来の出来事について心配せず(不安や恐れ、驚きなど)、聖書に書かれた計画に従って、イエスが語ったことや奇跡を信じるように語りました。

 

「私の父の家にはたくさんの住まいがあります。」旧約時代に、アブラハムの約束を信じ、律法に忠実であった人々が亡くなり、魂の行く場所には父の家がたくさんあると言われています。

 

「そうでなければ、もしなければ」という言葉の意味は、御国には選ばれた者の住まいがあったが、それは律法に基づく契約によって成り立っていたということです。しかし、イエスは「そうでなければ」と言い、弟子たちに向かって「あなたがたのために場所を用意しに行く」と語りました。つまり、神との新しい約束、契約が成立し、それに従って御国に場所を用意することを示唆しています。これは神の恵みに基づくものです。なぜなら、十字架上で罪人が救われたからです。

 

この故事は、イエスが十字架にかかったとき、イエスと共にいた2人の罪人に関連しています。そのうちの1人が「イエス様、御国に入るときに、私を思い出してください。」と言い、イエスはそれに応えて「まことに、あなたに言います。今日、私と共にパラダイスにいます。」と言いました(ルカ福音書23章42、43節)。この瞬間を通じて、新しい契約が始まり、「恵み」への移行が示されました。

 

「私が行って、あなたがたのために場所を用意したら、また来て」という言葉があります。ここで「また来て」とは、復活の時を指すのか、再臨の時を指すのかについての異なる解釈が存在するかもしれません。パラダイス(一時の待機場所)に関することも異なるかもしれません。しかし、どちらにせよ、ルカはイエスの言葉を通じて、再び来て私たちを迎えに来てくださると述べています。

 

最後に、「私がいるところに、あなたがたもいるようにするためです。」これはイエスとの親密な関係を強調するメッセージです。私たちは、新しい契約とイエスの教え、そしてその出来事を心から信じたいと思います。