2022年12月11日(日)公開します。
敬愛します皆さまへ。
アドベント第3週目となります。
ザカリヤの預言からお話をしています。
この箇所から、クリスマスを祝う意味が見えてきます。
既に達成された救い。それが事実であったことを示す再臨。
それをエリサベトは「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」と告白したように思う。
私が語るお話は、皆さまが考え、祈り、受け取る一連になればと思っています。
良きクリスマスを迎えましょう。
主に感謝して。
先週はエリサベトの信仰を聖書から読み取りました。
「神にできないことは何一つない。」とマリアは言い、エリサベトは「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」彼女たちの信仰を受け取りたいと思います。
2人の信仰と人類にかけた深いあわれみが奇跡を生みました。
それがクリスマス、待降です。
今日は、神さまのご計画に「人類へのあわれみ」と「歴代信仰者への約束」についてお話をしましょう。
聖書箇所は、ルカによる福音書1章67節〜79節です。
YouTube配信では、聞くドラマ聖書より聴くことができます。
1,待望のメシア
新改訳2017
ルカ 1:67 さて、父親のザカリヤは聖霊に満たされて預言した。
ルカ 1:68 「ほむべきかな、イスラエルの神、主。主はその御民を顧みて、贖いをなし、
ルカ 1:69 救いの角を私たちのために、しもべダビデの家に立てられた。
ルカ 1:70 古くから、その聖なる預言者たちの口を通して語られたとおりに。
神さまによって導かれた預言者。聖書に登場する人物以外にも預言者が多くいました。
そのほとんどがメシア待望をします。
メシアを待望するにあたり、人間の思惑もありますが、
ザカリアの預言を解釈しますと、次の通りになります。
2,人類の解放
ルカ 1:71 この救いは、私たちの敵からの、私たちを憎むすべての者の手からの救いである。
ルカ 1:72 主は私たちの父祖たちにあわれみを施し、ご自分の聖なる契約を覚えておられた。
ルカ 1:73 私たちの父アブラハムに誓われた誓いを。
ルカ 1:74 主は私たちを敵の手から救い出し、恐れなく主に仕えるようにしてくださる。
ルカ 1:75 私たちのすべての日々において、 主の御前で、敬虔に、 正しく。
「私たちの敵から、私たちを憎むすべての者から」の解放が書かれています。
度々繰り返されるイスラエルへの侵略、その度に苦しんだイスラエルがあります。
むろん、イスラエルが神さまに心を向けなかった結果ではありますが、
全イスラエル人ではない。その者たちからの訴えです。
彼らを苦しめた者の具体性は、隣国であり、遠征する強国の軍です。
旧約ではあまり語られない悪魔、見えざる闇の者です。
それは悪魔ではなくサタンと日本語では書かれて紹介されています。
それで旧約・新約の両方にサタンという名称ででてくる。
つまり敵の手、恐れとは悪魔でサタンでもありますし、人間です。
虜となる終着は死ですから、そこからの脱出には律法が鍵を握ったことは聖書を読んで分かるだろう。
3,ヨハネの使命
ルカ 1:76 幼子よ、あなたこそいと高き方の預言者と呼ばれる。主の御前を先立って行き、その道を備え、
ルカ 1:77 罪の赦しによる救いについて、神の民に、知識を与えるからである。
これからも罪を犯すであろう私たち、今までの罪も含めて、誕生するメシア(イエス)によって、
アブラハムと約束したいのちの祝福を受け取ります。
その前に重要な働きを救世主が活動するまえにします。それが「道を備える」ことばです。
4,救いの実現
ルカ 1:78 これは私たちの神の深いあわれみによる。そのあわれみにより、曙の光が、いと高き所から私たちに訪れ、
ルカ 1:79 暗闇と死の陰に住んでいた者たちを照らし、私たちの足を平和の道に導く。」
決して私たちの努力ではないのです。それは深いあわれみによるもの、
結局暗闇にいる私たちに光をあてられた。
私たちの最期は和解で解決されていく。
T,Nakazawa