ギデオンが先ずすること

皆さま。ごきげんよう。

10月もあと少しですね。ストーブが恋しい季節となってきました。

とは言え、値上がり続きで気楽に火を灯す訳にはいかないですね。

それでもカラダには十分に配慮して過ごしていきましょう。

ハレルヤ 仙台宣教センターの礼拝説教をはじめます。

私は国内宣教師の中澤竜生です。どうぞ宜しくお願いします。

 

毎回の収録でいつも悩むのが出だしの言葉です。これによりアップダウンが起きます。

ハレルヤと言っちゃうと、何かありきたりという感じがしますし、

おはようございますと始めますと、聞く人にとっては朝ではないかも知れないなどと考えます。

細かい事なのですが、テンションが変わるので出だしを意識するのです。

結局暗い声でスタート。何度かやり直したあとでした。

裏話でした。

 

さて本題です。今回の聖書箇所は士師記6章からです。

始まりは士師記6章15節で、今回のお題は「ギデオンが先ずすること」についてお話をします。

 

前回は御使いがギデオンに話掛けるところからでした。

また、力強い指導者(モーセやヨシュア)がいなくなったあとのイスラエル状況にも触れました。

信仰をもってカナンの地へと踏み入れた人々の記憶は薄れていき、

伝承として語り継がれますが、信仰生活に体現されることはありませんでした。

そのような士師の時代でも神さまは、イスラエルの悲痛な叫び声には耳を傾けて下さり、

その士師によってイスラエル(地域)の危機を乗り越えてきました。

ギデオンは大士師の区分に入り、歴代6番目の士師となります。

・オトニエル・エフド・シャムガル・バラク・デボラ・ギデオン・トラ・ヤイル・エフタ・イブツァン・エロン・アブドン・サムソン

 

1,最も貧弱ですと主張するギデオン

彼は言った。「わたしの主よ、お願いします。しかし、どうすればイスラエルを救うことができましょう。わたしの一族はマナセの中でも最も貧弱なものです。それにわたしは家族の中でいちばん年下の者です。」 士 6:15 共同訳

 

2,御使いに押されて、人目につかない夜に事を行った。

ギデオンは召し使いの中から十人を選び、主がお命じになったとおりにした。だが、父の家族と町の人々を恐れて日中を避け、夜中にこれを行った。  士 6:27 共同訳

 

これが最初に行ったギデオンの働きです。ギデオンが先ずすべきこととは、自分の住む地域の偶像を取り除くことでした。それは過去に起きたであろうとされるイスラエルの神に助け叫び求めておきながら、自分たちの地域には熱心に拝む他の神々があったと言う事です。この神々は自分たちを苦しめる他民族も拝んでいました。

 

3,偶像とは

ヨアシュは、責めたててやまない人々皆に向かって言った。「あなたたちはバアルをかばって争うのか、バアルを救おうとでもいうのか。バアルをかばって争う者は朝とならぬうちに殺される。もしバアルが神なら、自分の祭壇が壊されたのだから、自分で争うだろう。」 士 6:31 共同訳

 

4,エルバアル(バアルは自ら争う)

偶像は人の手によって造られたものです。偶像にも色々とあります。

自然崇拝や人間崇拝、想像によって生み出された架空存在です。

これら全てが人間の手で生み出したものです。

私がもっとも不気味に感じることは、その偶像と悪霊の関連です。

一部の偶像には由来や歴史の伝説等があって、それを神と呼ばれている類いです。

マナセ民族の間には、偶像を拝もうとする何らかの利点があったと思われます。

それだけでなく力強い、信じ込ませる霊力もあったかも知れませんね。

とにかく地域にが祭壇が造られた。それを早朝から拝む習慣があった。

だから御使いはギデオンに命じて偶像を破壊させたと考えられます。

ギデオンが夜に破壊をしたのは人の目を気にした事から、

この偶像には何ら力もない。

その事を知った父ヨアシュは6章31節で強い言葉をもって会衆に向けて言ったと考えます。

ギデオンはその後、エルバアルとも呼ばれます。

私たちは覚えましょう。創造主である神さまと、人の手によって造られた神々を同居させる心を持ち合わせてはいけないという事を。

 

ギデオンがバアルの祭壇を壊したので、「バアルが彼と争うがよい」と言って、父はその日ギデオンをエルバアル(バアルは自ら争う)と呼んだ。 士 6:32 共同訳

 

 

今回のさんびは、新聖歌325番

「歌いつつ歩まん」でした。

伴奏はYoshiko にお願いしました。

 

  1. 主にすがるわれに 悩みはなし
    十字架の御許(みもと)に 荷を下ろせば
    歌いつつ歩まん
    ハレルヤ! ハレルヤ!
    歌いつつ歩まん この世の旅路(たびじ)
  2. 恐れは変わりて 祈りとなり
    (なげ)きは変わりて 歌となりぬ
    歌いつつ歩まん
    ハレルヤ! ハレルヤ!
    歌いつつ歩まん この世の旅路(たびじ)
  3. 主はいと優しく われと語り
    (とぼ)しき時には 満たし給う
    歌いつつ歩まん
    ハレルヤ! ハレルヤ!
    歌いつつ歩まん この世の旅路(たびじ)
  4. 主の御約束(みやくそく)に 変わりはなし
    御許に行()くまで 支え給わん
    歌いつつ歩まん
    ハレルヤ! ハレルヤ!
    歌いつつ歩まん この世の旅路(たびじ)