世界中の人にクリスマスを!

 

20181223日(日) 今日はどの教会もクリスマス礼拝を催している事でしょう。

 

クリスマス礼拝は、ページェント、クリスマス降誕劇などでイエス様の誕生を伝えるかと思います。何度も聞く聖書のお話しは、マタイによる福音書或いはルカによる福音書から引用されます。旧約聖書ではメシア誕生の預言としてイザヤ書も用いられます。

 

蝋燭に火を灯し、今ではLEDによる様々な色から飾られたイルミネーションは幻想的であり、私たちの心を優しく包み込みます。

 

クリスマスソングは、聖歌・讃美歌などを混ぜたもので、優しく歌います。まさに心を込めた礼拝となります。

 

年に一度とは言え、福音が世に広がる重要な時です。

 

以前に「真のクリスマス」と題してお話しをしました。それは、装飾や雰囲気で味わうだけでなく、クリスマスの意味を味わってほしい事から語った礼拝メッセージでした。今もその思いは変わりありません。それはともあれキリスト教が世界へと広がる中、クリスマスを喜べる事は共感として感謝なことです。

 

1,おめでとう。恵まれた方。 天使の初めの言葉が「おめでとう。」でした。この一瞬でマリアの人生は変わります。次に「恵まれた方。」「主があなたとともにおられます。」という言葉です。敢えて、区切らせて頂きました。と言いますのも、旧約の時代は殺戮を繰り返す時代であり、強国が弱国を治め、あげくに弱者が苦しむ時代でもあります。その劣悪な状況から救い出してくれるだろうメシアの誕生を国民は切に願っていました。今察するに当時のメシア観の抱き方が違いますが、長き時代渡り、女性たちはそのメシアの母となる期待は大きかったと言えます。天使が突如現れて「おめでとう」というメッセージは、今ではイエスが天に召されてからのち、聖霊によってクリスチャンとなった時から発せられている言葉へと変わりました。この重大性がわかりますか。もうマリアに対する特定の言葉ではなく、私たちクリスチャンに、しかも丁寧に一人ひとりに発せられる言葉となったのです。「おめでとう。恵まれた方。主があなたとともにおられます。」

 

2,「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」 天の軍勢が現れて、神を賛美したこの言葉に心からアーメンと言えます。「平和」という事は、今の時代にもっとも必要であろうと思います。その言葉を受け取った、仕事としてはもっとも卑しいと蔑まれていた羊飼いたちでした。私たちはここでもクリスマスの意図を発見することができます。到底この時代、蔑まれた人々に変化はない。不思議な経験の一つであって、取り巻く環境が変わったわけではない。しかし羊飼いの心には光が与えられたと考えます。生涯に見る事がない天の軍勢の賛美。「御心のかなう人にあるように。」この言葉が心に働き続けて、支えになったかと思うのです。

 

3,平和  まさに平和をこの地で、求める人に希望を与えている。よってイエスを信じる人々も平和を求める。平和をつくりだす事に追求していくことかと思うのです。平和が育まれない生き方はもう止めて、平和を着地点する生き方が、真のクリスマスを礼拝であろうと知るのです。