黄泉に捨ておかず

2025/04/26


"あなたは私のたましいをよみに捨て置かずあなたにある敬虔な者に滅びをお見せにならないからです。"

詩篇 16篇10節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会



【祈り文】


天の父なる神さま、


あなたは私のたましいを陰府に捨て置かず、あなたに信頼する者の滅びを見せられることはないと約束してくださいました。

私の心はあなたの慈しみと恵みによって支えられ、あなたの御手の中にあります。

どうか、私がどんな試練や苦しみの中にあっても、あなたの救いと守りを信じ続けることができるように助けてください。

あなたの御名によって、私のたましいを強め、あなたに対する信仰と感謝を深めさせてください。


父なる神様の御恵みに感謝し、イエス・キリストの御名によって祈ります。


アーメン。


御言(みことば)を思い起こす

2025/04/25


"ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話しになったことを思い出しなさい。

人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえると言われたでしょう。」

彼女たちはイエスのことばを思い出した。"

ルカの福音書 24章6~8節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


【祈り文】


天の父なる神さま、


あなたの御子イエス・キリストは、死に勝利して復活されたことを心から感謝します。

主がお話しになったとおり、三日目によみがえられた事実を思い起こし、あなたの偉大なみ業(わざ)を信じ続けることができるように導いてください。

また、私たちが日々の生活の中で、イエスさまが言われた言葉や約束を思い出すことができるように助けてください。


悲しみや困難の中にあっても、あなたの復活の力を信じて希望を持ち続けることができますように。

イエス・キリストの復活の証しを通して、私たちも新しい命に生きる者とさせてください。

あなたの愛と恵みを深く感謝し、イエスさまの言葉を心に留めて、日々歩むことができますように。


あなたの御名によって祈ります。


アーメン。


イエスの復活の姿
2025/04/24

"「本当に主はよみがえって、シモンに姿を現された」と話していた。
そこで二人も、道中で起こったことや、パンを裂かれたときにイエスだと分かった次第を話した。
これらのことを話していると、イエスご自身が彼らの真ん中に立ち、「平安があなたがたにあるように」と言われた。
彼らはおびえて震え上がり、霊を見ているのだと思った。
そこで、イエスは言われた。「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを抱くのですか。
わたしの手やわたしの足を見なさい。まさしくわたしです。わたしにさわって、よく見なさい。霊なら肉や骨はありません。見て分かるように、わたしにはあります。」
こう言って、イエスは彼らに手と足を見せられた。"
ルカの福音書 24章34~40節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

【祈り文】

慈しみ深い神様、イエス・キリストの復活の奇跡を通して、御業の偉大さと愛の深さに感謝します。恐れと疑いの中にあった心に平安と確信を与え、御臨在を深く感じさせてくださることに感謝します。イエス様の手と足を見て、十字架の苦しみと復活の勝利を思い起こすことができる恵みに感謝します。聖霊様が心を満たし、平安と喜びを与え続けてくださるよう願います。御恵みの中で歩む力と導きを祈り、御名(みな)によって心から感謝いたします。

アーメン。

イエスが神の子キリスト

2025/04/23


"イエスは弟子たちの前で、ほかにも多くのしるしを行われたが、それらはこの書には書かれていない。

これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るためである。"

ヨハネの福音書 20章30~31節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


【祈りの言葉】


天のお父さま、


聖書の言葉に心から感謝します。私たちは、イエスさまが行ったたくさんの奇跡やしるしを通して、イエス様の愛と力を感じることができます。イエス様は、私たちに命と希望を与えるために、私たちの身近なところでも働いてくださっています。


日々、イエス様の恵みの中に生きていることを覚えながら、イエス様を信じて歩む力をください。父なる神様の御子イエスさまの名によって、私たちも命を受け取り、聖霊様とつながっていることを実感できるように導いてください。


どうか、私たちの心にイエス様の愛を深く刻み、聖霊様の奇跡に目を向けながら、感謝して生きていくことができますように。


イエスさまのお名前で祈ります。

アーメン。


イエスとトマス

2025/04/22


"十二弟子の一人で、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。

そこで、ほかの弟子たちは彼に「私たちは主を見た」と言った。しかし、トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見て、釘の跡に指を入れ、その脇腹に手を入れてみなければ、決して信じません」と言った。

八日後、弟子たちは再び家の中におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸には鍵がかけられていたが、イエスがやって来て、彼らの真ん中に立ち、「平安があなたがたにあるように」と言われた。

それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしの脇腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」

トマスはイエスに答えた。「私の主、私の神よ。」

イエスは彼に言われた。「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ないで信じる人たちは幸いです。」"

ヨハネの福音書 20章24~29節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


【祈りの言葉】


天の父なる神さま、


聖書の御言葉(みことば)を心から感謝します。私たちは、弟子たちの信仰の物語を通して、イエス様の恵みと忍耐を学びます。特に、トマスの疑いと信仰の証しは、私たちにも共感できるものであり、イエス様の優しさと真実を示しています。


主なる神さま、私たちも時折、不安や疑いにとらわれることがあります。しかし、イエス様はいつも私たちに近づき、あなたの手と脇腹の傷を通して、私たちに信じる心を与えてくださいます。


どうか、私たちの心を開き、イエス様の恵みと真理を受け入れることができますように。あなたの御手(みて)に触れることで、私たちの信仰が深まり、イエス様を「主(しゅ)、神」と告白できるよう導いてください。


また、見えないものを信じる幸いを心に覚え、一人ひとりがイエス様の愛を信じて歩むことができますように。


イエス・キリストの御名によって祈ります。


アーメン。


エマオ途上の出来事
2025/04/21

"ところで、ちょうどこの日、弟子たちのうちの二人が、エルサレムから六十スタディオン余り離れた、エマオという村に向かっていた。
彼らは、これらの出来事すべてについて話し合っていた。
話し合ったり論じ合ったりしているところに、イエスご自身が近づいて来て、彼らとともに歩き始められた。
しかし、二人の目はさえぎられていて、イエスであることが分からなかった。
イエスは彼らに言われた。「歩きながら語り合っているその話は何のことですか。」すると、二人は暗い顔をして立ち止まった。
そして、その一人、クレオパという人がイエスに答えた。「エルサレムに滞在していながら、近ごろそこで起こったことを、あなただけがご存じないのですか。」
イエスが「どんなことですか」と言われると、二人は答えた。「ナザレ人イエス様のことです。この方は、神と民全体の前で、行いにもことばにも力のある預言者でした。
それなのに、私たちの祭司長たちや議員たちは、この方を死刑にするために引き渡して、十字架につけてしまいました。
私たちは、この方こそイスラエルを解放する方だ、と望みをかけていました。実際、そればかりではありません。そのことがあってから三日目になりますが、
仲間の女たちの何人かが、私たちを驚かせました。彼女たちは朝早く墓に行きましたが、
イエス様のからだが見当たらず、戻って来ました。そして、自分たちは御使いたちの幻を見た、彼らはイエス様が生きておられると告げた、と言うのです。
それで、仲間の何人かが墓に行ってみたのですが、まさしく彼女たちの言ったとおりで、あの方は見当たりませんでした。」
そこでイエスは彼らに言われた。「ああ、愚かな者たち。心が鈍くて、預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち。
キリストは必ずそのような苦しみを受け、それから、その栄光に入るはずだったのではありませんか。」
それからイエスは、モーセやすべての預言者たちから始めて、ご自分について聖書全体に書いてあることを彼らに説き明かされた。
彼らは目的の村の近くに来たが、イエスはもっと先まで行きそうな様子であった。
彼らが、「一緒にお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もすでに傾いています」と言って強く勧めたので、イエスは彼らとともに泊まるため、中に入られた。
そして彼らと食卓に着くと、イエスはパンを取って神をほめたたえ、裂いて彼らに渡された。
すると彼らの目が開かれ、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。
二人は話し合った。「道々お話しくださる間、私たちに聖書を説き明かしてくださる間、私たちの心は内で燃えていたではないか。」"
ルカの福音書 24章13~32節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


【祈りの言葉】

天の父なる神さま、

私たちは今日、あなたの御言葉に耳を傾け、イエス・キリストの復活後の出来事を思い起こします。エマオへの道を歩む二人の弟子たちが、あなたの導きと教えを受けて心が燃えたように、私たちの心もあなたの真理に触れ、深く感動します。

主なる神さま、私たちはしばしば、あなたの御心や御計画を理解しきれず、迷ったり落胆したりすることがあります。しかし、あなたはいつも私たちに寄り添い、聖書の言葉を通してご自身を示してくださいました。

どうか、私たちの心を開き、あなたの御言葉に対して素直に耳を傾けることができますように。私たちの心の中に火を灯し、あなたの愛と真理に燃え上がるよう、導いてください。

また、あなたが私たちとともに歩んでくださることに感謝し、日々の生活の中であなたの恵みを感じながら生きていけるように助けてください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。

アーメン。

今週は主の受難を覚える週です。心を静め、みことばに耳を傾けながら、祈りの時を持ちましょう


復活の朝
2025/04/20

"週の初めの日の明け方早く、彼女たちは準備しておいた香料を持って墓に来た。
見ると、石が墓からわきに転がされていた。
そこで中に入ると、主イエスのからだは見当たらなかった。
そのため途方に暮れていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人、近くに来た。
彼女たちは恐ろしくなって、地面に顔を伏せた。すると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。
ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話しになったことを思い出しなさい。"
ルカの福音書 24章1~6節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

よみがえりの主にささげる祈り

イエスさま。

あの日の朝、香料を持って墓に向かった女性たちは、
まさかあなたのからだが見つからないなんて思ってもみなかったと思います。
きっと、戸惑いと不安でいっぱいだったことでしょう。

でも、そこに現れた天使の言葉が響きます。
「なぜ、生きておられる方を死人の中に捜すのですか。」

その問いかけ、今のわたしたちにも必要ですね。
心が沈んでいるとき、悲しみにとらわれているとき、
わたしたちはつい、希望を失った場所ばかり見てしまいます。
でも、あなたはそこにはおられない。
あなたは死を越えて、生きておられる方だから。

どうか、わたしたちも思い出させてください。
あのとき、ガリラヤで語ってくださった約束を。
「三日目によみがえる」と言ってくださったそのことを。

わたしたちもまた、失望の墓にとどまらず、
よみがえりの光に顔を上げて歩んでいけますように。
今日という日も、あなたが生きてともにいてくださることを信じて、
感謝をもって進んでいけますように。

イエスさま、ありがとうございます。
あなたの名によって祈ります。アーメン。


十字架の出来事

"さて、十二時から午後三時まで闇が全地をおおった。
三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
そこに立っていた人たちの何人かが、これを聞いて言った。「この人はエリヤを呼んでいる。」
そのうちの一人がすぐに駆け寄り、海綿を取ってそれに酸いぶどう酒を含ませ、葦の棒に付けてイエスに飲ませようとした。
ほかの者たちは「待て。エリヤが救いに来るか見てみよう」と言った。
しかし、イエスは再び大声で叫んで霊を渡された。"
マタイの福音書 27章45~50節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


【祈り】

聖(きよ)くあられる主なる神よ。

あなたの御子イエス・キリストが、
十字架の上で、全き従順をもって苦しみを受けられたことを、
私たちは、恐れをもって心に刻みます。

闇が全地を覆い、時が静まり返ったそのとき、
御子は叫ばれました――
「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」と。

その御声は、裂けるような痛みのうちにありながら、
なおあなたに向けられていました。
御子のうめきと叫びの奥深く、
あなたの愛と義とが、静かに燃えていたことを思います。

人には理解しきれぬその御業を、
私たちはただ伏して仰ぐのみです。
罪深い人間のために、
あえて十字架を選ばれた御心の深さに、
ただひれ伏します。

主よ、
御子の死においてあらわされたあなたの義を覚え、
御霊によって、
私たちの心を整え、砕き、
あなたの前に正しく歩ませてください。

御子のいのちによって与えられた恵みにふさわしく、
私たちもまた、己を捧げる者とならせてください。

尊く、崇められる主、
あなたの御名が、今も、永遠にも、あがめられますように。

主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。


最後の晩餐時

(2025/04/17)

"さて、種なしパンの祭りの最初の日に、弟子たちがイエスのところに来て言った。「過越の食事をなさるのに、どこに用意をしましょうか。」

イエスは言われた。「都に入り、これこれの人のところに行って言いなさい。『わたしの時が近づいた。あなたのところで弟子たちと一緒に過越を祝いたい、と先生が言っております。』」

弟子たちはイエスが命じられたとおりにして、過越の用意をした。

夕方になって、イエスは十二人と一緒に食卓に着かれた。

皆が食事をしているとき、イエスは言われた。「まことに、あなたがたに言います。あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ります。」

弟子たちはたいへん悲しんで、一人ひとりイエスに「主よ、まさか私ではないでしょう」と言い始めた。

イエスは答えられた。「わたしと一緒に手を鉢に浸した者がわたしを裏切ります。

人の子は、自分について書かれているとおりに去って行きます。しかし、人の子を裏切るその人はわざわいです。そういう人は、生まれて来なければよかったのです。」

すると、イエスを裏切ろうとしていたユダが「先生、まさか私ではないでしょう」と言った。イエスは彼に「いや、そうだ」と言われた。

また、一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、神をほめたたえてこれを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取って食べなさい。これはわたしのからだです。」

また、杯を取り、感謝の祈りをささげた後、こう言って彼らにお与えになった。「みな、この杯から飲みなさい。

これは多くの人のために、罪の赦しのために流される、わたしの契約の血です。

わたしはあなたがたに言います。今から後、わたしの父の御国であなたがたと新しく飲むその日まで、わたしがぶどうの実からできた物を飲むことは決してありません。」

そして、彼らは賛美の歌を歌ってからオリーブ山へ出かけた。"

マタイの福音書 26章17~30節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


【祈り】


天の父なる神様、


あなたの愛と恵みに感謝します。私たちのためにイエス様をお送りくださり、彼が最後の晩餐で示してくださった真実と愛を心に留めます。


イエス様が弟子たちと共に過越の食事を祝われたように、私たちもあなたとの交わりを深めることができるよう、心を開いてください。聖餐を通して、イエス様の体と血を思い、彼の犠牲に感謝することができますように。


私たちの中にある裏切りや弱さをあなたの前に置き、赦しを求めます。どうか、私たちの心を清め、あなたの愛で満たしてください。私たちが他の人を愛し、助け合う存在になれますように。


困難な時を迎えている人々を思い、彼らのためにお祈りします。あなたの慰めと平和が彼らに届き、希望を持ち続けることができますように。


この祈りを、私たちの主であるイエス様の御名によってお捧げします。


アーメン。


水曜日の出来事

2025/04/16

ユダの判断

 

"さて、十二人の一人であるイスカリオテのユダは、祭司長たちのところへ行った。イエスを引き渡すためであった。

彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすればイエスをうまく引き渡せるかと、その機をうかがっていた。"

マルコの福音書 14章10~11節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会」

 

【祈り】

 

愛する神様、

 

今日、私たちがあなたの言葉を理解できるように助けてください。イスカリオテのユダがイエスを裏切ったことを思うとき、私たちも心の中にある誘惑や弱さを感じます。どうか、私たちがあなたに忠実で、他の人を裏切ることがないように守ってください。

 

私たちもユダのような道を選ばず、愛と誠実を持ってあなたに仕えられるようにしてください。あなたの愛と許しを思い出し、日々の生活でその恵みを周りの人と分かち合えますように。

 

イエス様の名前で祈ります。アーメン。


エルサレム入場

おはようございます。

 

"娘シオンよ、大いに喜べ。娘エルサレムよ、喜び叫べ。見よ、あなたの王があなたのところに来る。義なる者で、勝利を得、柔和な者で、ろばに乗って。雌ろばの子である、ろばに乗って。"

旧約聖書 ゼカリヤ書 9章9節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

"「娘シオンに言え。『見よ、あなたの王があなたのところに来る。柔和な方で、ろばに乗って。荷ろばの子である、子ろばに乗って。』」

そこで弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、

ろばと子ろばを連れて来て、自分たちの上着をその上に掛けた。そこでイエスはその上に座られた。

すると非常に多くの群衆が、自分たちの上着を道に敷いた。また、木の枝を切って道に敷く者たちもいた。

群衆は、イエスの前を行く者たちも後に続く者たちも、こう言って叫んだ。「ホサナ、ダビデの子に。祝福あれ、主の御名によって来られる方に。ホサナ、いと高き所に。」

こうしてイエスがエルサレムに入られると、都中が大騒ぎになり、「この人はだれなのか」と言った。

群衆は「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言っていた。"

マタイの福音書 21章5~11節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

 

 

愛する天の父よ、

 

あなたの御言葉(みことば)に感謝します。私たちの王、イエス様が、柔和で謙遜な姿で私たちのもとに来てくださったことを心から喜びます。イエス様は、雌ろばの子であるころばに乗ってエルサレムに入られ、私たちに平和と希望をもたらしてくださったことを思い起こします。

 

今、私たちはイエス様の受難を思い、心を静めます。イエス様が私たちのために十字架を背負い、苦しみを受けられたことを忘れず、感謝の気持ちを新たにします。どうか、私たちもその愛に応え、謙遜と悔い改めの心を持って歩むことができますように。

 

どうか、私たちの心を開き、あなたの御心に従うことができるよう導いてください。娘シオンのように、私たちも喜び、叫びます。「ホサナ、ダビデの子に!」あなたの恵みと祝福が、私たちの生活に満ち溢れますように。

 

私たちが、あなたの光を周囲に示し、他の人々にイエス様の愛を伝えることができますように。困難な時も、あなたの愛と導きを信じ、感謝の心を持って歩むことができますように。

 

私たちの心を清め、あなたの栄光を表す器として用いてください。イエス様の柔和な姿勢を見習い、愛と謙遜をもって他者に仕えることができるよう、助けてください。

 

イエス様の御名(みな)によって祈ります。

アーメン。



 

ピリピ人への手紙 2章5~11節(新改訳2017)

 

5 あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。

6 キリストは、神のかたちであられる方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、

7 ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間の姿になられました。人としての性質をもって現れ、

8 自らを低くし、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。

9 それゆえ、神はこの方を高く上げ、すべての名にまさる名をお与えになりました。

10 それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるものが、ひざをかがめ、

11 すべての口が、「イエス・キリストは主である」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。

 

ピリピ2章5~11節に基づく祈り

 

天の父なる神様。御子イエス・キリストが私たちのために示してくださった深いへりくだりと従順のゆえに、心から感謝いたします。主イエスは神であられるにもかかわらず、ご自身の栄光にとどまることなく人となられました。僕(しもべ)の姿をとってこの世に来てくださり、私たちを救うために十字架の死に至るまで御心に従い通してくださったことを覚え、感謝いたします。

 

また、父なる神様、あなたがキリストを死者の中から復活させ、すべての名にまさる御名をお与えになったことを崇めます。今やあらゆるものがイエスこそ主であると告白し、キリストにあってあなたの栄光が現されています。この尊い救いと勝利の御業を讃美し、感謝いたします。

 

どうか私たちも、キリスト・イエスのこのへりくだる心と従順な姿勢にならわせてください。日々の歩みにおいて主に倣い、謙遜と愛をもって互いに仕え合うことができますように導いてください。私たちのうちにもキリストの心を豊かに宿らせ、あなたの御心に従って歩む力をお与えください。いついかなるときも高ぶることなく、主が示してくださった謙遜な道を歩ませてください。

 

静けさのうちに、あなたの聖なる御前でこの祈りを捧げます。主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。